いくら発行枚数が400万枚を突破しようが、モバイルタイプも用意されてようが、正直、陸マイラーにはあまり人気がないと思われる電子マネー、「nanaco(ナナコ)」。ひとえに現在のところ、クレジットカードでのチャージ(入金)ができないこと、また利用できる店がセブン-イレブンに限られるところが、玉にキズなんですよね。ところがこの10月1日より、nanacoのセブン-イレブン以外での店舗の利用が開始されるというニュースリリースが、昨日ありました。対象となるのは、全国のJCB加盟店のうち、およそ1,000店舗。居酒屋やレンタカー店、物販の店舗などが含まれ、店頭に掲示されるnanacoのステッカーが、参加店の目印になるようです。また利用可能店舗にはマルチリーダーライタ(読取端末機)が置かれ、セブン-イレブンと同様に、nanacoのカードやケータイをかざすだけで、お支払い終了。まあ、便利といえば便利ですね。セブン&アイ・ホールディングスでは、グループ外のnanaco利用可能店舗を2008年2月までに10,000店舗、2009年2月までに50,000店舗に増やすと息巻いてますが。実は、セブン-イレブン以外での店舗では、チャージができないうえになんと、nanacoポイントさえ付かないんですよ!え、それじゃ、何のための電子マネー?ご存じの人も多いと思いますが、nanacoカードにはもともとJCBのICクレジット決済「QUICPay(クイックペイ)」機能が付いていて、基本的には共用できるはずなんですが今のところは、アイワイカード専用で紐付けして使うということになるようで(2007年秋予定?)、まだ詳細は発表されていません。ともかく、一足先にJCB加盟店、言い換えればQUICPayも使えるであろう店舗で先行してnanacoが単独で利用できるようになるということでしょうが、じゃあnanacoでQUICPayのポイントが付くかというと、そういうことではありません。QUICPayの利用代金は、後払いでJCB等のクレジットカード利用代金に合算しての請求となるので、そういうことなら、はじめっからQUICPayが紐付けできるカードを使って、QUICPayで支払ったほうが、確実にポイントやマイルがたまるというものです。わざわざnanacoを使わなくても、QUI...

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2007/09/28 14:47:29 | 寄稿記事