JALは、同社のマイレージサービスを大幅に見なおした。国内線、国際線、WAONについてそれぞれ確認したい。 国内線 国内線の特典航空券に関して、新しく追加されたサービス、延長サービスは以下の通りだ。 【NEW】片道での特典航空券が、現状よりも大幅に割引。例えば、東京-大阪の場合、現在は9,000マイル必要だが、2015年4月1日以降は7,000マイルに、東京-の場合、11,250マイルが8,500マイルに、東京-石垣は15,000マイルが12,000マイルに。 少ないマイルで特典航空券を利用できるディスカウントマイルを継続実施。ただし、2015年4月1日以降は片道での特典航空券はディスカウントマイルの対象外に。 【NEW】JALカード会員の場合はディスカウントマイルから、さらに往復500マイル少ないマイルで利用可能。 普通席に空席があるかぎり特典航空券の予約ができる「マイルフライト」を2015年も実施。 対象運賃での搭乗毎に、最大400 FLY ONポイントプレゼントキャンペーンを期間延長。 目玉はJALカード会員向けの、「ディスカウントマイルからさらに500マイルの割引」だろう。JALカード会員を優遇する施策となっている。ただし、いつでも利用できたJALカード会員向けの割引特典が、ディスカウントマイル期間しか利用できなくなったのは改悪といえるだろう。 国際線 国際線の特典航空券については、変更箇所が多くなっている。 【NEW】ファーストクラス・ビジネスクラスの特典交換マイルを大幅改悪。ただし、曜日によっては現状と同じマイルで利用可能に。火〜金に日本を出発、月〜木に海外を出発の場合、従来と同じマイル数で利用可能。 少ないマイルで特典航空券を利用できるディスカウントマイルを継続実施。 【NEW】JALカード会員の場合はディスカウントマイルから、さらに往復1,000マイル少ないマイルで利用可能。 【NEW】2015年4月1日より、国際線特典航空券を電話予約の場合、期間を延長。現在は、搭乗日の前日から数えて4日前の12:00までとなっているが、日本地区の場合は、第一区間出発の前日12:00まで、それ以外の場合は2日前12:00まで。 【NEW】2014年11月26日から、特典航空券を利用時に、空港で空席があるかぎり差額マイルを支払うことで、当日でもアップグレードが可能に。 【NEW】2014年12月1日より、購入した航空券を利用時に、空港で空席があるかぎり、マイルでのプレミアム・エコノミーへのアップグレード特典を当日でも利用可能に。 【NEW】同一区間の上位クラスにアップグレードする場合、2015年4月1日より、電話で申し込む場合は、3,100マイルまたは3,100円(税込)の払い戻し手数料が不要に。 【NEW】2015年4月1日より、電話申込の場合に限り、往復の半分のマイル数で片道を利用可能。 【NEW】2015年4月1日より、電話申し込み、予約変更時に2,000円+税の発券手数料が必要に。 【NEW】2014年11月26日から、超過手荷物料金をマイルで支払いが可能に。 【NEW】2015年4月1日より、国際線アップグレード特典を利用し、予約・マイル引き落とし後の予約変更が不可に。ただし、払い戻しに伴うマイル払い戻し手数料は廃止。 最大の変更点は、国際線特典航空券のファーストクラス・ビジネスクラス利用時の必要マイル数の変更だ。2015年度のJAL国際線 特典航空券 必要マイル早見表を確認すると、2015年10月31日までと2015年11月1日以降で比較表がある。例えば、オセアニアのビジネスクラスの場合、現状は6万マイルで往復が可能だが、2015年11月以降は8万マイル必要となる。ただし、出発曜日によっては、現在と同じマイル数での利用が可能となっている。 その他の変更点は、電話予約が優遇されている事だ。ただし、特典航空券を電話申込、予約変更の場合は2,000円+税の発券手数料が必要となる。 WAON 2015年1月1日から2016年3月31日までの間、JALのマイルをWAONに交換する場合のレートが現状よりも1,000マイル少なくなる。現在は10,000マイルを12,000円分のWAONに交換可能だが、2015年1月以降は10,000マイルを11,000円分のWAONへの交換と改悪となる。ただし、JALのFLY ONステイタスを持っている場合は、10,000マイルを12,000円分のWAONにチャージが可能だ。

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2014/11/27 16:24:10 | 寄稿記事