他の大手消費者金融会社が相次いで上限金利の引き下げを実施するなかで(2007年11月8日の記事参照)、これまで上限金利の引き下げは行わず、低金利商品の投入による対応を模索していた武富士ですが(2007年6月10日の記事参照)、とうとう正式に上限金利の引き下げを発表しています。

武富士:貸出上限金利の引き下げに関するお知らせ(2007/12/17)

具体的には、2008年1月25日以降の新規契約者、および既存契約者のうち新しい融資基準により契約が可能な顧客を対象に、貸出金利を現行の13.5〜27.375%から13.5〜18.0%に引き下げるとのことです。さすがに最後の一社になってしまっては、“そろそろ引き下げざるを得なかった”というのが、武富士の本音でしょうか。

消費者金融市場については、まだまだトンネルの出口が見えないという状況が続いていますが、今後は決算発表のたびに、財務状況の改善が進んでいるのかどうか注目されることになりそうです。

"武富士も上限金利引き下げへ" の続きを読む »

2007/12/17 23:22:34 | 寄稿記事