今日は、特にタイムリーな話題というわけではないのですが、「J-Debit」の取引実績について取り上げたいと思います。

日本デビットカード推進協議会の公表資料をもとに、2009年1月以降の「J-Debit」の取引金額についてみると、2010年3月(前年同月比▲17.0%)、4月(同▲24.3%)と大幅に減少しています。もともと減少傾向で推移していたものの、最近の減少幅はこれまでと比べ、やや飛び抜けたものとなっています。

ちなみに、取引件数と平均単価に分けてみると(日本デビットカード推進協議会の公表資料参照、PDF)、取引件数はほぼ前年並みで推移しており、平均単価の下落が取引金額の落ち込みに大きく影響していることがわかります。2009年は平均単価の下落を取引件数の増加で補い、取引金額は微減(前年比▲4.2%)にとどまりましたが、今年はかなり厳しい状況となりそうです。



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2010/06/03 22:02:37 | 寄稿記事