小学生の子供を含めた家族のキャッシュレス化を三井住友カードの「かぞくのおさいふ」で検証をおこなっているが、色々使ってみて欲しい機能がいくつか出てきたので紹介したい。 「かぞくのおさいふ」の使い方については以下のページで詳しく紹介している。 [blogcard url="https://www.poitan.jp/archives/61922"] 誰の操作をしているか把握したい 「かぞくのおさいふ」で5人分のカードを登録している。従って、誰のカードの操作をしているかがわかる用にして欲しい。 [caption id="attachment_62888" align="aligncenter" width="671"] 「かぞくのおさいふ」に5人分のカードを登録[/caption] 例えば、「家族管理」⇒「利用明細照会」⇒「長男のカード」⇒「4月分」とアクセスしても、「ようこそ! 菊地 崇仁 様」と表示されるだけで、誰のカードを操作しているのかが表示されない。「菊地 ○○(0000000000)の個別のおさいふを操作中」などと表示されているとわかりやすい。 [caption id="attachment_62884" align="aligncenter" width="972"] 誰のカードを操作しているかがわからない[/caption] 全員の残高を一覧で確認したい 誰のカードにいくら入っているかを確認したい。それぞれの残高を確認するには、「家族管理」⇒「カード残高照会」からそれぞれの人を選択する必要がある。 長男、次男、三男とそれぞれ残高を確認するのは大変なので、「家族管理」⇒「カード残高照会」で家族全員分のカード残高がわかると便利だ。 全員の明細を一覧で確認したい 利用明細も同じで、「家族管理」⇒「利用明細照会」でそれぞれのカードを選び、さらに利用月を選択しなければ利用明細の確認ができない。 クレジットカードと同じように、家族利用分が利用明細で確認できると良い。例えば、JALカード TOKYU POINT ClubQの利用明細を確認すると以下のように表示される。「利用者」の欄は異なる番号が表示されており、家族分も含めて表示されている事がわかる。 [caption id="attachment_62886" align="aligncenter" width="592"] JALカード TOKYU POINT ClubQの利用明細[/caption] JALカード TOKYU POINT ClubQ以外のクレジットカードでも本会員であれば家族分の利用明細も確認することができるため、「かぞくのおさいふ」も同じように個別の利用明細だけでなく、全員分の利用明細がわかるようになっていて欲しい。 [divide style="3"] 現時点では家族のキャッシュレス化を行うには「かぞくのおさいふ」がベストだが、○○ペイなども、子供のアカウントと連携などをつけて管理できる機能を追加していく必要があるだろう。 「かぞくのおさいふ」の強いところは、小学生からVisaカードに慣れさせる事ができる点だ。日本クレジット協会の統計を見ると、「入会経過年数別契約数」がある。これは、クレジットカードの入会してからどのくらい経過しているかの統計となり、年々10年以上の契約が増えていることがわかるだろう。つまり、一度クレジットカードを作ると、長い間継続して利用することがわかるデータだ。 学生向けクレジットカードや新社会人向けのクレジットカードなどの若年層向けクレジットカードは、大がかりな入会キャンペーンなどを実施するが、これは統計からも継続利用することが多いとわかっているためだ。若い内に囲い込んで、そのままステップアップさせる。三井住友カードの「かぞくのおさいふ」はクレジットカードの入会条件である18歳以上をプリペイドカードにより小学生まで引き下げた。 小さい内からVisaカードに慣れさせ、18歳以上になればクレジットカードに移行させると言う戦略としてはなかなか考えられている。

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2020/04/12 14:03:16 | 寄稿記事