2007年6月から、VISAデビット機能付きのキャッシュカード「イーバンクマネーカード」を発行しているイーバンク銀行が(2007年6月9日の記事参照)、「イーバンクマネーカード(クラシック)」のVISAデビットカードサービスを、2010年3月末で終了すると発表しています。

イーバンク銀行:イーバンクマネーカード(クラシック)のVisaデビット機能終了ならびにポイントプログラムの改定等について(2009/12/15)

なお、「イーバンクマネーカード(クラシック)」は年会費無料のカードで、同カード会員のうちクラシックプレミアム(年会費1,000円)への申込みがある場合、および「イーバンクマネーカード(ゴールド)」(年会費3,000円)は、引き続きVISAデビット機能を利用できるとのことです。

ニュースリリースでは、VISAデビット機能の終了の理由について特に触れられていませんが、おそらく、口座残高が足りない状態でのカード利用が想定以上に発生したのではと考えられます。これは、デビットカードは本来、加盟店でのカード利用時にリアルタイムで口座残高の確認や利用代金の引き落としが行われますが、加盟店の利用しているカードネットワークによっては、リアルタイムでの残高照会や代金の引き落としが行なえないことがあるためです。実際、イーバンク銀行は12月4日に、同様の理由から、「イーバンクマネーカード」による携帯電話利用料金の支払いを中止すると発表しています(イーバンクのお知らせはこちら)。

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2009/12/17 23:54:11 | 寄稿記事